日本图书 社会・政治

デリヘル嬢と会う: 彼女は、あなたのよく知っている人かも知れない


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 現在、働く世代の単身女性の3分の1が貧困という時代になっている。日本の女性がここまで貧困に追い込まれていったのは1990年代からだ。バブルが崩壊して経済が収縮していく中、弱い立場にいる女性たちが次々と経済的な苦境に落ちた。そして2000年以後、こうした日本の女性たちが風俗の世界で急増するようになっていった。
 私は東南アジアで売春する女性たちをずっと追い続けていた人間なのだが、日本女性が貧困から風俗の世界に入る姿を見聞きするうちに、彼女たちは実際にはどんな女性たちなのだろうかと興味を持つようになっていた。それを知るには、実際に彼女たちに会うのが一番早い。
「デリヘル嬢に会う」。
 一年かけて私はずっとデリヘル嬢に会い続けて来たのだが、実際、彼女たちはどんな女性だったのだろうか。デリヘルを経営している人たちにも会い、彼女たちを追いかけている記者にも会い、さらに実際のデリヘルのサイトからも関心を惹いた女性を見つけ、いろんなツテをたぐり寄せて数十人の女性たちに会い、話を聞き、時には身体を見せてもらい、時には関係し、彼女たちの人生の一部を拾い集めた。彼女たちと会って見聞きしたものをまとめたものが本書だ。
 当然だが、日本女性と言っても、そしてデリヘル嬢と言っても、様々なタイプがいて、単純に「デリヘル嬢とはこういうタイプだ」と言うことができない。女性にも多くの個性があり、人生がある。そんな女性たちの人生が垣間見える瞬間は、私にとっては心に響く時間となった。デリヘル嬢とは、いったいどんな女性たちだったのか。