音樂 靈魂・R&B

Music Has The Right To Children [帯解説・国內盤] (BRC50)

製造商: BEAT RECORDS

數量:
   エレクトロニカというテクノ・ミュージックの新たな領域を切り開いたautechreに見出されたスコットランドのユニット、boards of canada。メンバーがmichael sandisonとmarcus eoinの2人になって以降、初めてリリースされたこのアルバムはその後シーンでの彼らの地位を確固たるものにした最高傑作だ。
   懐かしさを感じさせるシンセサイザーのメロディー(<1>)に、 ヒップ・ホップのリズムを基調にした太いビートが徐々に重なり(<2>)、無邪気な子ど もの声で「I love you」というフレーズが連呼されていく(<3>)。この冒頭3曲の流れるような展開を皮切りに、ときに「サイケデリック」と形容される彼ら独特の穏やかで夢幻的な音の世界が、エンディングまで続く。また、数字を順番に数えあげるうちに突然狂い出すなど不思議なトリップ感覚を与える<12>、ビートが強調されフロアーでの機能性も有した<14>など、個別に聴いてもクオリティの高い曲が収録されている。
   すでにイギリスでは「本来ならケヴィン・シールズがマイ・ブラッディ・ヴァレンタインの『loveless』以降に作るはずだったアルバム」「革命的に今後の10年は聴かれ続けるであろうアルバム」と音楽専門誌で絶賛されている本作。エレクトロニック・ミュージックのマスター・ピースと言っても過言ではない1枚だ。(山田次郎)